森山大道展


写美に森山大道展を見に行きました。とてもおもしろかったです。写真集ではよく見ていましたが、生の写真はあまり見たことがありませんでした。ましてや森山大道の個展を見るのははじめてでした。コントラストの強い粗い粒子の写真というイメージとともに、写された被写体と写真のコントラストの強さとともに明快なイメージがそこにはあると思っていたのですが、でも、実はその反対で、とても曖昧なよくわからない、得体のしれない何かがそこにあるように見えたのでした。被写体のひとつひとつは、街や猫や人や新宿や銀座やハワイや車やそれと解るものが映っていますが、写され現像され紙焼きされることで、なにかが見えてくるようになっているのです。写真というと映された被写体が物を言うというものが多いと思っていましたが、森山大道の写真はそれとは、かなりちがった写真だと思いました。また、展示を見る前に森山大道大竹伸朗の対談がちょっと前にあったというのを聞いていたこともあり、写真を見ている途中で大竹伸朗の作品を見ているような気がしてきたのでした。二人の作家が見ているもの感じているものは、とても近いものがあるような気がしたのでした。

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