色と言葉01
何年か前から気になっている言葉があります。「赤いラジオ」この言葉をなんとなく思いついて、ヤフオクなどで古いトランジスタラジオの赤いのみつけたりして、イメージはさらに強くなり、いつかなにか作品にしたいと思っています。
それで思ったのですが、色のついた言葉からなにかイメージをつくっていくというのもおもしろいなということです。「赤いラジオ」の場合だとこの言葉だけだとどうも政治的なイメージが浮かびそうですが、写真で赤い小さなラジオを見ていると、赤くて鳴るものという連想から、小さな心臓が鳴っている、というイメージになって、そしてそのイメージをさらに整えていくと、シンプルな命の象徴とか、生に対するちいさな勇気みたいな、イメージになっていったりします。