よことり

Komatsuyart2005-12-23

先週の土曜日ですが横浜トリエンナーレに行きました。ひさしぶりのお出かけでした。横浜もとってもひさしぶりでした。いろいろびっくりすることしきりでした。メークが濃いです。眉が太いです。なんとなく浜トラです。こぎれいな子が多いです。そして横浜駅は人がい〜〜ぱぁいでした。で、石川町でおりててくてくとイギリス人なみの早さで中華街を横目に会場へ。そしてマリンタワー横をぬけると「パタパタパタパタパタ」旗が見えました。ここが入り口か。そして会場へ。ここからがまたけっこう旗の下をしばらく歩いていくとメイン会場でした。天気もよく埠頭のすばらしいロケーションでいい感じでした。会場にはいってとにかく最初にみたかったのは、絨毯をひっかいてつくった作品で早々それをみました。おもしろいです。とても好みの作品です。ふだん歩きながら雲のかたちをながめていて、あの雲はあんな形だなとか、おもしろい形だなとか、あの雲をあつめてなんか作ってみたいなとか思っていたので、絨毯の作品はそんなイメージをまさに具体化したくらて気持ちいい作品だと思いました。それととても気に入ったのは、木でできたブースの壁にクラシックギターの弦がたてにはってあってそこにペットボトルとかがはさまっていてならすとギターみたいな音がでるというのがとてもおもしろかったのです。ギターが弾きたくたくていつも実家からギターを持ってこようと思っているのですが、おくとこもないしなぁ〜と思っていて、こんなふうにどこにでも弦さえはればとりあえずいいんだな、と転換があって、とってもおもしろかったのです。しばらくそこで演奏?を楽しみました。ほかにもおもしろい作品はいろいろありましたが、会場のゆるい感じとすぐに外にでれて海が見えるそんなロケーションがとても良かったのです。あんまりトリエンナーレには期待していなかったのですが、のんびりしたゆるいまるでむかし東長寺でやったアジア祭りみたいでよかったのでした。作品にもアジア系の作家が多いような気がしました。おみやげにパタパタはためいていたビュランの三角赤縦縞の旗を一枚¥100でかってきました。いいおみやげでした。

力は知恵にまけた
力は消えた
力は知恵にまけた
力は消えた
ダーダーダーダーディディディダーディディディダー
ダーダーダーダーディディディダーディディディダー

そして、その後は横浜美術館李禹煥展を見ました。こちらもとてもおもしろかったです。とてバランスのとれた仕事だと思いました。描くことの大きな要素に全体をどう構成するか、どう成り立たせるか。ということがあると思います。そこがとてもバランスよくできていると思いました。彫刻と詩と絵画を手がけているということが大きく関係しているのかもしれません。出口のところにスタンプと白い紙がおいてあってスタンプをおせるのですが、そこでいいものをみました。毛皮すがたのマダムが紙を横にして刷毛跡型のスタンプを普通ならペタンとおすところですが、マダムは紙を上辺にペタンとスタンプをおくと刷毛で線をひくように下辺にスタンプをすべらせすーっと紙からはなし、スタンプで線を引いたのです。そしてその行為を紙全体に左から右まで繰り替えしました。もちろん色は青でした。なるほど、なるほど、スタンプにこんな使い方があったとは。すばらしいと思いました。そして私もひとつまねしてやってみましたが、途中でずるりとずれてへんてこな形のものができたのでした。