コマツヤアト新作 スマイル2


コマツヤアトに新作アップ。そして販売しています。どうぞよろしく。
じつはこの作品は、TISの今度の展示用に描いた作品のバージョンちがいです。展示にだした絵と同時に2点を描きました。展示には1点しかだせないので、この作品を自分のサイトであるコマツヤアトで展示、販売することにしました。

→展示に出した作品はこちら

→展示情報はこちら



とてもひさしぶり、うん十年ぶりに個展をします。
どうぞよろしくお願いいたします。


触覚 爪とボタン
熊井正 個展


会期
2010年
10月8日金→10月11日月祝[10月第2週]
10月15日金→10月17日日[10月第3週]
10月22日金→10月24日日[10月第4週]
10月29日金→10月31日日[10月第5週]
[金、土、日と祝日のみ展示]午前11時→午後7時


会場
ヨコハマアパートメント・ムーンハウス
220-0046
神奈川県横浜市西区西戸部町2-234
http://exhibition.tadashikumai.com/


アクセス
・JR根岸線、市営地下鉄「桜木町駅」から徒歩25分。
京急本線「日ノ出駅」から徒歩20分。
相模鉄道「西横浜駅」から徒歩17分。
横浜市営バス「一本松小学校前(終点)」から徒歩6分。89系統「横浜駅
(東口)」発「桜木町駅前」経由「一本松小学校前」行運賃210円。 約30分に1
本の間隔で運行。
・会場までは上り下りのある道のりです。


イベント
・会期中の土曜日、午後からトークショーを行います。日程は現在調整中です。
決まり次第、WEBにてお知らせいたしますので、ご確認ください。
・出演[保坂和志x古谷利裕x熊井正][谷口広樹x都築潤x熊井正]



 描くことの意味を考えたとき、思いあたるの
は、触れる感覚です。何かに触れ、そして動か
すことで生ずる感覚です。えんぴつを動かし伝
わってくる紙の感覚、そしてえんぴつを動かす
ことで生ずる運動感覚。触れる感覚は、皮膚感
覚。動かすことで生ずる感覚は、運動感覚。そ
れらが共に働く感覚が、触運動感覚。これらの
感覚が衝動となり描き始めます。

 子供のころ1センチほどのプラスチック製の
ボタンを指でいじるのがとても好きでした。指
先でボタンの表面を触る感触が何とも言えず心
地よく感じていました。今でもその感覚は子供
のころとほとんど変わってないように思います。

 5才になる息子が言葉を話す様になったころ
から、「おつめ、おつめ。」と言って、私や妻の
爪を指先で触ります。ちょうど私がボタンを心
地よく触るのと同じ様に。ボタンが凹面、爪が
凸面、心地よいと感じ触れる形状が、それぞれ
に違っています。

 触れる感覚、その衝動を手掛かりに、また新
たな気持ちで描きはじめました。手を動かし、
そして見て、手を動かし、そして考え、それを
繰り返し続けていく過程を、様々な要素と表現
で見せる、一つの試みです。

Brushes Photo Painting

Brushes Photo Painting

このごろiPhoneのペイントソフトをちょっとためしています。しかし、小さい画面なので、やはりいつものようには、いきません。それで、写真をベースにしたペイントをやってみようと、あれこれやっています。

画材の話「ゲルマーカー」

Pilotのゲルマーカーというのがあります。とても描き味のいいとても軟らかいクレヨンのようなものです。けれど、たぶん、あまり画材という認識はされてないと思います。実際、あんまり置いてある画材屋がないからです。でも。すごくいい画材なのです。最近これを使って仕事をしました。たぶん、仕事で使ったのは、はじめてです。以前に展示用の作品で使ったことがありましたが。この画材をしる経緯は、また今度お話しますが、私がいいと思うものは、特に画材は、画材屋からいつも姿をけしていく運命のものが多いです。ゲルマーカーのいいところは、軽く描いてもとても黒い線が描けて、なおかつ紙の上を動かしたときにできる画材の削りかすがほとんどでないところです。こいう画材はたぶん、クレヨン、パステル系の画材では、ゲルマーカーだけのものだと思います。ただ、その描き味のよさを使いこなすには、それなりのテクニックが必要な画材でもあります。ほんとにいい画材なのです、そのネーミングとデザインとうらはらに。